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自動で価格を変動させるKawaii NFT AMM「YomiSwap」の使い方を解説

2023年1月31日

NFT

 

ナカムです。

本日は「Kawaii NFT AMMのYomiSwap」を解説します。

本記事で分かる内容

•  YomiSwapとは?

•  NFT AMMとは?

•  YomiSwapの使い方はどうすればいいの?

使い方へ進む前に「YomiSwap」の中身をゆっくりと学んでいきましょう。

最初に、YomiSwapを見たときに気づいたことはなんでしょう?

 

YomiSwapの特徴は、デザインが「Kawaii(可愛い)」ところです。

出典:YomiSwap

 

□Kawaii NFT AMMとは?

Kawaii NFT AMMの”Kawaii”とは?文字の通り、「可愛い」です。

NFT AMMの”AMM”とは?「Auto Market Maker」という略称です。よく分からない英語の言葉ですよね。

Auto Market Makerは、自動で価格を変動させながら、オファーとリストを行うプロトコルです。

YomiSwapでは、需要と供給に合わせて自動で価格が決定する仕組みを取り入れています。

プラスα、流動性提供者という役割の人もYomiSwapでは、関わっています。

 

○YomiSwap名前の由来

YomiSwap=ヨミスワップ

YomiSwapという名前の由来を見ていきます。

•  ヨミスワップ=蘇る(ヨミがえる)=NFTプロジェクトが蘇る

•  NFTプロジェクトが蘇る=ヨミ、カエル(帰る)

•  カエル=帰ってくる(プロジェクトが帰ってくる)

という意味を文字っている名前です。冗談だと思うでしょう?

本当です。

yomiswapは、時間の経過と共に落ち着いている状態のコレクションが「蘇る」場所です。

 

次は、yomiswapの中身について解説します。その前に横文字の単語が出てくるので、頭の片隅にでも覚えておきましょう。

なんとなく覚えておくだけでOKです。

•  プロトコル=通信をする上での約束事(YomiSwapのサービスというイメージです)

•  AMM(Automated Market Maker)=自動マーケットメイカー/自動価格決定

•  FT(Fungible Token/代替性トークン)=仮想通貨/暗号資産

•  流動性=買いたい人と売りたい人の流れを作ることです

•  ステーキング=保有している資産を預ける代わりに報酬を得ることです

•  流動性提供者=ステーキングする人のことを「流動性提供者」といいます

•  Liquidity Pool(流動性プール)=NFTが集まっている場所です

 

□YomiSwapとは?

出典:YomiSwap

 

YomiSwap

プロトコル:NFT AMM

解説 Notion:日本語

解説 NFT AMM:日本語

Twitter:https://twitter.com/YomiSwap

Dune:https://dune.com/yomiswap/yomiswap

 

受賞歴

•  2022年 CryptoBarP2Pアイデアソン 最優秀賞

•  2022年 U25 TORYUMONピッチweb3部門 最優秀賞

 

□Buy(購入)コレクション

Select NFT
Ethereum WAFUKU GEN
MEGAMI
Kamiyo
KawaiiMetaCollage
ODENPETS
CryptoSpells
BONSAI NFT FARM
Generativemasks
KAGURA
SpaceCrocos
Polygon KawaiiFriendsNFT

 

YomiSwapの中でできることを紹介します。

 

□YomiSwapでできること

次の3です。

•  NFTの購入

•  NFTの売却

•  NFTのステーキング

上記のように「NFTの購入」 「NFTの売却」 「NFTのステーキング」ができます。

NFTの購入、NFTの売却は、OpenSea、X2Y2などのマーケットプレイスと同じです。YomiSwapが他の場所と違うのは?「NFTのステーキングを機能を取り入れている」ところです。

次は、NFTの購入、NFTの売却、NFTのステーキングについて詳しく解説していきます。

YomiSwap:対応チェーン

YomiSwap:各種数式

 

○NFTの購入

YomiSwapの中で、売りに出ているNFTを購入することができます。

NFTは、主にイーサリアム/ETHとPolygon/MATICです。

対応しているNFTをこちらのBuy(購入)ページから購入することが可能になります。

 

PolygonのNFTは、国内での有名コレクションKawaiiGirlNFTで展開をしている「KawaiiFriendsNFT」を購入することができます。

※ウォレットをPolygonに切り替えてください。

出典:KawaiiFriendsNFT

 

イーサリアムの方は、さいとうなおき先生の「MEGAMI_NFT」を購入することができます。

出典:MEGAMI_NFT

 

○NFTの売却

YomiSwapの中で、NFTを売却=売ることができます。

NFTは、購入と同じく主ににイーサリアム/ETHとPolygon/MATICです。

対応しているNFTをこちらのSell(売る)ページから売却することが可能になります。

売却で特徴的なのが、ステーキングされたNFTによって生まれた買取の枠があること、なおかつ流動性が存在すればいつでもNFTを売却することができます。

売却については、若干分かりづらいですよね。

やんわりとイメージすると、ステーキングに出しているNFTがあればNFTを売却することができます。

なので、売却ができない場合は、ステーキングをしていないという認識でOKです。

 

例として、クリプトン教授のSpaceCrocosをSell(売る)に選択すると、下のような感じで表示がされます。

出典:YomiSwap

 

○NFTを預ける(ステーキング)

YomiSwapでは、NFTを預けるステーキングの機能があります。

ステーキングのメリットは、NFTを預けることで報酬がもらえることです。

使い方は簡単です。YomiSwapのサイトに入ってから「ステーキング」を選択します。

報酬については、プール内で売買された合計取引高の総流通額から決定します。

詳しい中身を見ていきましょう。

出典:YomiSwap

上記のスライドを見ても、よく分からないですよね。

言葉を分かりやすく解説していきます。

 

スプレッド=総流動性総額

ユーザーがプールの中にあるNFTを買った価格と、プールにNFTを売る価格の差です。この差の価格が大きいほど、流動性の報酬も増えます。一般的には、10%-20%が相場です。

 

純流動性報酬

スプレッド=総流動性総額からアフィリエイト報酬とプロトコル手数料を引いた分が純流動性報酬になります。

 

アフィリエイト報酬

YomiSwapの売買をサポートしたユーザー(ブロガーなど)には、オンチェーン アフィリエイト報酬が与えられます

※暗号資産が報酬として発生します。

 

プロトコル手数料

プロトコル手数料=YomiSwap運営側のシステム手数料というイメージです。

 

「NFTの購入」 「NFTの売却」 「NFTのステーキング」について理解が深まったところで、YomiSwapの「トケノミクス」について詳しく学んでいきましょう。

よく分からない場合は、飛ばし読みでOKです。

※トケノミクスとは、トークンとエコノミクスを合わせた言葉です。トークンを使った経済という認識でいいです。

※エコノミクス(エコノミックス)=経済学

 

□YomiSwapの「トケノミクス」とは?

出典:YomiSwap

 

YomiSwapののトケノミクスは、主に5つの概念で成り立っています。

① 流動性提供者はNFTをステーキングすることができる。

② 流動性提供者は流動性を解除時に報酬を受け取ることができる。

③ ステーキングされたNFTは売りと買いを循環する。

④ NFTを購入する。

⑤ NFTを売却する。

上記について順番に解説していきます。こちらでは、さらっと解説するので、詳しくはYomiSwapのこちらをご覧ください。

 

① 流動性提供者はNFTをステーキングすることができる

YomiSwapでは、ステーキングすることができます。

注意点が2つあります。

① 引き出すときは必ずステーキングしたNFTが受け取れるとは限りません。

② プールの流動性が足らずNFTを引き出せない場合は、基本的に待つのが良いです。すぐにFTでも引き出したい場合は、その時点のNFTの購入価格で引き出すことができます。

※FT(Fungible Token/代替性トークン)=仮想通貨/暗号資産

 

引き出すときは必ずステーキングしたNFTが受け取れるとは限りません。と聞いて、「えっ!」と思うでしょう。これは、その通りです。

基本的にNFTをステーキングすれば、プールにステーキングしてるユーザー全員のものになります。

ステーキングを活用したいと思っている人は、個別のNFTをガチホしたり愛着を持っている人よりも「コレクション全体」を応援したり、複数枚を保有している人の方が相性いいです。

ステーキングしたプールからNFTを引き出す際には、プールに存在するNFTから自由に選択して引き出すことができます。

 

② 流動性提供者は流動性を解除時に報酬を受け取ることができる

流動性報酬は他のユーザーがNFTを売り買いすることで流動性報酬が増えます。

流動性提供者はステーキングしたNFTを引き出すことで流動性報酬を受け取ることができます。流動性報酬は売買のボンディングカーブに沿って決められた売りと買いの差分によって決定されます。

売却乖離率(divergence)が小さいほど報酬は多く、流動性が高いほど報酬は多いです。

下記ののスライドを参考にしてください。

出典:YomiSwap

 

スプレッド=総流動性総額

YomiSwapの中に存在するNFTをプールから買う価格と、プールにNFTを売る価格の差です。この差の価格が大きいほど、流動性の報酬も増えます。一般的には、10%-20%が相場です。

 

③ ステーキングされたNFTは売りと買いを循環する

ステーキングされたNFTは買われるのを待つ”買枠”になりますが、買われると売り上げのFTはそのNFTを買い取る”売枠”に変化し循環します。

※FT(Fungible Token/代替性トークン)=仮想通貨/暗号資産

 

ステーキングされたNFTは、買いのボンディングカーブに沿って価格が決定し、買われるのを待つ”買枠”になります。逆に購入されると売り上げのFTはステーキングユーザーには行かずに、売りのボンディングカーブに沿って、売却価格が決定し、NFTを買い取りたい”売枠”に変化します。

 

④ NFTを購入する

プロトコル手数料が0%なのでマーケットプレイスの中で最も安く買うことができます

購入費用に対してプロトコル手数料とクリエイター手数料がかからないためOpenSeaなどのマーケットプレイスよりも安く購入することができます。

 

⑤ NFTを売却する

プールに流動性があればいつでも売ることができます。流動性があるというのは、流動性提供者がステーキングをしている状態のことです。

ステーキングされたNFTによって生まれた買取枠により、流動性が存在すればいつでも売ることができます。

トケノミクスについては、YomiSwapのこちらから参照しています。

 

次は、コンセプトを解説します。

 

□YomiSwapのコンセプト

YomiSwapのnotionに記載されているコンセプトは、次の通りです。

ユーザーがNFTを”売りたい”と思ったときに売れ、”買いたい”と思ったときに買うことができるNFT流動性プロトコル

コンセプトは、上記の通りになります。「NFTを”売りたい”と思ったときに売れ、”買いたい”と思ったときに買うこと」というのは、NFTマーケットプレイスで有名なOpenSeaと同じです。

ただ、OpenSeaとYomiSwapの違いは、「NFT流動性プロトコル」という部分です。

流動性、売りたい人、買いたい人の3人が合わさった立ち位置で解説を進めていきます。

※流動性とは?NFTをYomiSwapの中にあるプールへステーキングすることで、買いたい人と売りたい人の流れを作ることです。

※ステーキングとは?保有している資産を預ける代わりに報酬を得ることです。また、ステーキングする人のことを「流動性提供者」といいます。

※プロトコルとは?複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順について定めたもの。Wikipedia:プロトコル

 

NFT流動性プロトコルという言葉は、まだ分かりにくいですよね。YomiSwapの中では、”NFTの取引とステーキングができる場所”という形で認識してもらえばいいです。

 

○売り手と買い手に加えて”流動性提供者”によるP2Pool型マケプレ

売り手(売る人)と買い手(買う人)のP2Pはweb3においてマッチング効率が低いため、新たに”流動性提供者”と言う役割を作り出しています。

NFTマーケットプレイスの問題点であるマッチング率の低さを解消する。

※P2Pとは、スマートコントラクトの購入者と販売者の間の契約条件がコード行に直接書き込まれる自己実行型の契約です。ブロックチェーン技術を使用して契約の促進、検証、および実施するために情報の流れを制御する中央サーバーや仲介者は存在しません。

上記のことを言われてもイメージがつきにくいですよね。

 

極端な例でいうと、OpenSeaの中で取引が発生するNFTは、人気の良し悪しなどで決まりやすいです。そのときの時期、タイミング、誰かに見つけてもらうなども関わってきます。

YomiSwapでは、人気の良し悪し、時期、タイミングなどが、そこまで左右されない状況を作り上げています。

それは、どうやっているのか?

答えは、流動性提供者(ステーキング)の役割を作り出すことで、取引のマッチング率の低さを解消しています。

 

下記のスライドを見ると、流動性提供者の「Staker」に対して報酬を付与しています。そして、Stakerの人は、常に売りと買いの位置を持つため、Buy(買いたい人)とSell(売りたい人)へ最適な環境を作り出しています。

出典:YomiSwap

 

YomiSwapのコンセプトを理解していくと自動価格決定(AMM)を取り入れている理由が明確になります。

 

○需要と供給に合わせた自動価格決定(AMM)アルゴリズム

YomiSwapでは、需要と供給に合わせた自動価格決定(AMM)の仕組みを取り入れることで、流動性提供(ステーキング)されたNFTの需要に合わせて価格が上がります。逆に供給が上がることで価格が下がります。

※正確には購入に合わせて価格が上がり、売却に合わせて価格が下がります。

 

自動価格決定(AMM)の良いところは、AMMの仕組みを取り入れることにより市場に出回っているNFTの需要と供給のバランスを調整してくれます。

健全に価値が上下し、暴落と急騰を起こしづらくなっている仕組みです。

例えば、OpenSeaの中で価格が急に高い状態で取引がされると急騰します。逆に低い価格で売りに出されてしまうと、価格が暴落します。

NFTコレクションでよく見かけるのは、ミント後に1次流通よりも低い価格で出されてしまい、フロアが下降していきます。人間が介入すると、どうしても価格の上下が激しくなってしまいます。

このように、自動価格決定(AMM)の仕組みを取り入れることで暴落と急騰を越しづらい状態にしています。

 

次のようなツイートをしている方は、YomiSwapの視点をよく理解されています。

 

YomiSwapを活用することで、NFTのコレクションを運営している側とNFTの取引をしているユーザー側と、それぞれがメリットを出せる場所です。

運営側とユーザー側で分けながら解説します。先に運営側です。

 

○YomiSwapを利用するコレクションの運営側メリット

コレクションの運営側がYomiSwapを利用するメリットは、2つあります。

① 価格の暴落と急落を防げる

② 保有しているNFTを使って収益が出せる

 

① 価格の暴落と急落を防げる

一つ目は、NFTの値下がりを緩和できる。

YomiSwapでは、需要と供給によって自動的に取引の価格を決めています。

出典:YomiSwap

 

結論をいうと、YomiSwapでは、需要と供給の合わせて価格が自動で決まるので、暴落と急騰をさせない状態を作り上げます。

次の例を使って解説していきます。

例えば、Aというコレクションの人気が急に上がれば安く手に入れた人達は、利益を出そうと考えます。

手に入れた価格よりも、高い状態で売りに出すため、価格が急騰します。

逆に人気がなくなり、低価格で売りに出す人が増えれば価格が値下がりを続けていきます。

価格が値下がりを続けると「このコレクションは保有していてもメリットがあまりない」と人間は感じてしまいます。

そうなると、損切りをしたりするため、フロア価格よりも低い値段で売却する人が増えていきそうです。

コレクションの運営側としては、嫌な流れです。

これは、市場が感じ取った原理なので仕方がないです。

※あくまでもイメージでの解説です。

他には、販売後やリビール後に次のメリットが見えない場合は、短期でミント価格以下で売りに出す方もいます。

コレクションの運営側としては、やめて欲しい状態です。

このようにコレクション運営側にとって、価格の急騰や急落を和らげるのがYomiSwapの仕組みです。

需要と供給の合わせて価格が自動で決まるので、暴落と急騰をさせない状態を作り上げています。

 

② 保有しているNFTを使って収益が出せる

二つ目のメリットは、運営側が保有しているNFTをステーキングすることで2次流通以外の収益を出すことが可能です。

出典:YomiSwap

 

しかも、自分たちでYomiSwapの流動性を提供することができるため、コレクションの活性化へ繋がり、良い循環が生まれます。

このようにコレクションの運営側がYomiSwapを利用すれば2つのメリットを受けることができます。

 

○YomiSwapを利用するユーザー側

ユーザー側は、NFT投資の動きをすれば価格の利幅から利益を出すことが可能です。

高騰時にはOpenSeaより安く買えたり、暴落時にはOpenSeaより高く売れたりします。

分かりやすく解説します。

OpenSeaで価格が高騰しているときは、YomiSwapの方が安く買えたりする

OpenSeaで価格が暴落しているときは、YomiSwapの方が高く売れたりする

上記の通り、OpenSeaとYomiSwapの価格を比較して取引すれば、利益が出ます。

OpenSea以外のマーケットプレイスでもYomiSwapとの価格を比較することで利益を出すことができます。

 

結論をいうと、YomiSwapと他のマーケットプレイスの価格を見比べて逆の動きをすれば利幅が取れるということです。

例)

OpenSeaで価格が高騰しているときは、YomiSwapで安く買った後にOpenSeaで高く売る

OpenSeaで価格が暴落しているときは、OpenSeaで安く買った後にYomiSwapで高く売る

 

次は、YomiSwapの中身についてです。

 

□YomiSwapの中身

中身は、どのようになっているのでしょう?結論は、次の通りです。

YomiSwapは、NFTの価格が自動で決まる場所です。

YomiSwapでは、需要と供給に合わせた自動価格決定(AMM)の仕組みを取り入れることで、流動性提供(ステーキング)されたNFTの需要に合わせて価格が上がります。

逆に供給が上がることで価格が下がります。

※正確には購入に合わせて価格が上がり、売却に合わせて価格が下がります。

 

下記のように、Buy(購入)の数が増えると価格が自動的に上がります。逆にSell(売却)が増えると価格が自動的に下がっていきます。

出典:MEGAMI_NFT

 

自動で価格が決まるイメージは、次のように持つと分かりやすいです。

•  NFTの需要に合わせて価格が上がる

•  NFTの供給が上がることで価格が下がる

上記の通りですが、まだイメージを持つのが難しいかもしれないので、解説していきます。

世の中では、物の供給に対して「欲しい」と思っている人達が多ければ、需要が追い付かないので売り切れになってしまい、価格が上昇します。

逆に、需要が少ないにも関わらず供給が多い場合は、価格が下降します。

このように価格とは、需要と供給によって変化します。

 

分かりやすい例を出してみます。

•  コロナが流行した直後にマスクを求めるたちが大勢いたので、マスクの供給が追い付かなくなり、価格が急に上がる。

•  ニンテンドースイッチの売時開始時は、供給に対して欲しい人たちが大勢いたので新品よりも中古の価格が上がる。

上記のように、供給量に対して需要が増えると価格が必然的に上がります。マスク、ニンテンドースイッチの生産量が追いつけば供給量も増えるので、価格が一定まで下がり安定します。

 

YomiSwapも世の中の需要、供給と同じように価格をコントロールしています。価格を自動的に決めることで、暴落、急騰が起こらないように安定させる仕組みが作られているということです。

 

NFTの価格が自動で決まるメリットを解説します。

 

□自動価格決定(AMM)のメリット

メリットは次の2つがあります。

① NFTの需要と供給のバランスを自動で調整してくれる。

② 手数料の削減

一つ目のメリットは、自動価格決定(AMM)の仕組みを取り入れることにより、市場に出回っているNFTの需要と供給のバランスを調整してくれます。

健全に価値が上下し、暴落と急騰を起こしづらくなっている仕組みです。

出典:YomiSwap

 

二つ目のメリットは、、取引のさまざまなサポートで発生する人件費などのコストが大幅に削減できます。

一般的なNFTマーケットプレイスでは、取引におけるサポート体制が充実しています。サポート体制が充実しているとそれだけの人件費、その他のコストなどに費用が発生するため、手数料を取りながら回収する必要が出てきます。

その点、YomiSeaのプロトコルは手数料が0%です。OpenSeaの場合は、取引をするごとに2.5%の手数料を支払う必要があります。

YomiSwapの中で、NFTを購入したり売ったりすると他のマーケットプレイスよりも実質的にお得です。

とはいえ、YomiSwapを使う人達がいなければ成り立たないです。これは、ほかのNFTマーケットプレイスも同じことが言えます。

 

□YomiSwap手数料

YomiSwapの手数料は次の通りです。

•  Buy(購入)とSell(売却)における取引手数料0%

•  クリエイターロイヤリティ0%

補足として、YomiSwapのプロトコル(サービス)において最も稼げるユーザーは流動性提供者(Staker)です。クリエイターはNFT発行者であり、最も流動性提供しやすいユーザーだと考えています。

そのためプロトコルと同じく購入や売却におけるクリエイターロイヤリティは0%にしており、流動性を提供して報酬を受け取ってほしいと考えています。

つまり、クリエイターも流動性提供者(Staker)として報酬を受け取るユーザーの一人です。

参照:ロイヤリティ

 

YomiSwapの仕組みを見ていきます。

 

□YomiSwapの仕組み

仕組みとしては、「Buy(買う人)」 「Sell(売る人)」 「Staker(ステーキングの人)」の3人が関わっている場所です。

3人の関係図は、次のスライドのようになっています。

出典:YomiSwap

上記のスライドをA、B、Cの3人から見た立ち位置で解説します。

 

※A Buy(買う人)

※B Sell(売る人)

※Staker(ステーキングの人)

A:プールの中に預けられた(ステーキング)NFTを欲しいと思った人が、ETHを支払います。これが「Buy(買う人)」 です。

B:ETHを欲しいと思った人は、自分が保有しているNFTをプールの中に売却します。これが「Sell(売る人)」です。

C:保有しているNFTを売らないで、報酬が欲しい人はプールの中へ預けます。これが「Staker(ステーキングの人)」です。

 

3人の立ち位置と仕組みを具体的に見ていきます。

中身は、次のスライドのようになります。

出典:YomiSwap

YomiSwapでは、上記のように3人がいることで成り立っているサービスです。

例えば、Aさん、Bさん、Cさんの3人が関わっています。

A:流動性提供者(NFTステーキング)

B:買い手(NFT購入)

C:売り手(NFT売却)

 

この中で、最も重要な立ち位置の人は「Aさんの流動性提供者」です。流動性提供者がYomiSwapの中(プール)でNFTをステーキングしてくれないと、買い手と売り手が成り立たない仕組みです。

とはいえ、プールの中に存在するNFTコレクションに対して誰かが売却すれば、買い手が購入できます。

 

OpenSeaで例えると、次のようなイメージになります。

OpenSeaの中で売りたいと思ったときには、みなさん”売りたい”ので、売りに出します。逆に”買いたい”と思ったときには、買いますよね。この2つの動作は、OpenSeaとYomiSwapは基本的に同じです。

 

下記のスライドを参考に見ていきます。

出典:YomiSwap

上部のスライドを見ると、中央の1.0ETHがNFTです。左の「Sell!!」が0.9ETHで売りたい人です。右の「Buy!!」が1.1ETHで買いたい人です。

最初に、1.0ETHでNFTが購入されたら、次のNFTは1.1ETHに価格が上がります。逆に売られる数が増えると価格が下がります。

 

YomiSwapでは、供給に対してNFTを買う人たちが増えると価格が上がります。逆に供給が上がれば価格が下がります。

YomiSwapは、自動で価格を変動させながら、オファーとリストを行うプトコルです。

※プロトコル=通信をする上での約束事。

 

このようなイメージを頭の中で持つと、なんとなく「なるほど!」と思えるでしょう。

なぜ、売りたい人と買いたい人の価格に差があるのでしょうか?答えは、次の通りです。

YomiSwapに出ている1.0ETHのNFTに対して売りたい人と、買いたい人の供給と需要で価格が決まる仕組みだからです。

 

□YomiSwapの使い方

YomiSwapの使い方を具体的に解説します。

次の手順になります。

① YomiSwapのサイトにアクセスする

② ウォレットを接続する

③ 購入の方法

④ 売却の方法

⑤ プールを作る方法

⑥ NFTを預ける(ステーキング)

⑦ NFTを引き出す(ステーキング解除)

 

※売却=売る

 

① YomiSwapのサイトにアクセスする

YomiSwap

右上の「Connect wallet」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

② ウォレットを接続する

ウォレットの選択画面が表示するので好みを選択します。ウォレットが起動し、「署名」を求められるので接続へ進みます。

出典:YomiSwap

 

ウォレットが接続できたら、「Buy」の画面が表示されます。

万が一、表示がされない場合は、「Sell」 「Pool」をクリックしたり、ブラウザのリロードをします。あとは、イーサリアムとPolygonの切り替えを行うことで、表示されます。

 

③ 購入の方法

「Buy」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

右上のコレクション名をクリックします。

出典:MEGAMI_NFT

 

下にコレクション一覧が表示されるので、好みのNFTコレクションを選択します。

出典:YomiSwap

 

購入したい枚数のNFTを選択します。

※同時に複数枚を購入する方が、ガス代(手数料)を安く抑えることができます。

出典:MEGAMI_NFT

 

左下の「Total Fee(合計金額)」を確認して、右下の「Buy」をクリックします。

出典:MEGAMI_NFT

ウォレットが起動するので、ガス代と購入するNFTの合計を確認し、処理が完了すれば購入は完了です。

 

④ 売却の方法

「Sell」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

右上のコレクション名をクリックします。

出典:YomiSwap

 

下にコレクション一覧が表示されるので、好みのNFTコレクションを選択します。

出典:YomiSwap

 

売却したい枚数のNFTを選択します。

※同時に複数枚を売却する方が、ガス代(手数料)を安く抑えることができます。

出典:YomiSwap

 

左下の「Total Fee(合計金額)」を確認して、右下の「Sell」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

⑤ プールを作る方法

「Pool」を選択後に「Stake」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

右上のコレクション名をクリックします。

出典:YomiSwap

 

下にコレクション一覧が表示されるので、保有NFTコレクションを選択します。

出典:YomiSwap

 

「CreatePool」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

「Only Pool」 「Share Pool」 「Proto Pool」の3つから選択します。

出典:YomiSwap

 

【Poolの項目】

•  Only Pool NFT:1人で大量にNFTを持ってる場合はおすすめ

•  Share Pool:NFTを数枚しか持っていない場合はおすすめ

【Poolの説明】

•  Only Pool NFT:他のユーザーがNFTを預けることができない

•  Share Pool:他のユーザーもNFTを預けることができる

 

「Spot Price」 「Delta」 「Spread」の3つに入力をします。

出典:YomiSwap

 

[ 入力項目の説明 ]

•  Spot Price:初期価格(フロアより少し低めにしておくのがおすすめ)

•  Delta:1つ購入されるごとに上がる価格(Spot Priceの5%-8%くらいがおすすめ)

•  Spread:買いと売りのズレ(おすすめ:10%-15%)

※各コレクションごとにPoolは1つでお願いします。

 

「Create Pool」をクリックをします。

MetaMaskが起動するのでガス代と合計を見てから「確認」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

⑥ NFTを預ける(ステーキング)

「Pool」を選択後に「Stake」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

ステーキングするプールを選択します。

出典:YomiSwap

 

ステーキングするNFTを選択し、「Stake」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

「承認する」をクリックします。

※複数枚を選択した場合は、「まとめて承認する」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

MetaMaskが起動し、「アクセス権限を与えますか?」と表示されます。

確認後に「確認」をクリックします。

 

再度、MetaMaskが起動するのでガス代と合計を見てから「確認」をクリックします。

 

⑦ NFTを引き出す(ステーキング解除)

右上の「Stake」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

NFTを預けているプールから選択します。

出典:YomiSwap

 

「withdraw」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

引き出したいNFTを選択し、「withdraw」をクリックします。

MetaMaskが起動するのでガス代と合計を見てから「確認」をクリックします。

出典:YomiSwap

 

□YomiSwapのよくある質問

よくある質問を見ていきます。

 

○NFTの購入と売却は簡単です?

Buyに存在するコレクションからいつでも購入は可能です。売却は、Sellでいつでも可能です。

 

○ステーキングとはなんですか?

ステーキングとは、保有しているNFTをプールへ預ける代わりに報酬を得ることです。注意点として、 引き出すときは必ずステーキングしたNFTが受け取れるとは限りません。

 

○ステーキングするNFTはなんでもできるの?

いいえ、YomiSwapに対応しているNFTコレクションのみです。

 

○YomiSwapの手数料はいくら?

手数料は、「0円」です。

 

○AMMとはどのような意味です?

AMMとは、Automated Market Makerの略語です。自動マーケットメイカーという意味であり、自動で価格が決定する仕組みです。

 

○流動性とはどのような意味です?

流動性とは、買いたい人と売りたい人の流れを作ることです。

 

○流動性提供者とは?

ステーキングする人のことを「流動性提供者」といいます。

 

□Kawaii NFT AMMのYomiSwapまとめ

最後にYomiSwapの要点と特徴をまとめます。

•  YomiSwapは自動で価格を変動させるNFT AMMのサービス

•  YomiSwapはNFTの購入、NFTの売却、ステーキングが可能

•  手数料は0%

要点と特徴は上記の通りですが慣れるまで少し時間が必要になります。

何度か、使用していると仕組みが理解できてくるでしょう。

1番の特徴は、NFTの取引価格を自動で変動させるサービスです。

購入するときは、プールに存在するNFTを購入し、売却するときは、プールに存在するNFTを即時で売ることができます。

ステーキングでNFTを預けた後に、引き出すことで報酬が発生します。

 

YomiSwapは、デザインが「Kawaii(可愛い)」ところもいいですね。

出典:YomiSwap

 

最後に、YomiSwapと他のNFTマーケットプレイスに出ている価格を比較しながら、上手に取引すれば利益を出すことができます。

でぜひとも、有効活用してくださいね。

それでは、NFTを楽しんでいきましょう!

 

YomiSwap

プロトコル:NFT AMM

解説 Notion:日本語

解説 NFT AMM:日本語

Twitter:https://twitter.com/YomiSwap

Dune:https://dune.com/yomiswap/yomiswap

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