こんにちは、ナカムです。
本日は「ドバイの暗号ライセンスを取得する方法」を解説します。
本記事で分かる内容
• Gofaizen&Sherleとは?
• ドバイの暗号ライセンスを取得するための方法とは??
海外で暗号ライセンスの取得を考えている方にとって参考になればと思い、Bitcoin.comのプレスリリースとGofaizen & Sherleホームページを参考にしながらまとめた内容になります。
なお、暗号資産の世界では情報の更新が多いので参考として活用してください。
Gofaizen&Sherle:https://gofaizen-sherle.com/
Linkedin:https://ee.linkedin.com/company/gofaizen
Twitter:https://twitter.com/GofaizenCo
暗号資産、NFTの情報を追っているとドバイというキーワードを見かけることが多いです。
というのも、アラブ首長国連(UAE)のドバイは、暗号資産に対して積極的に動いている国の一つになります。
なぜ、積極的なんですか??
理由としては、「DMCC=ドバイ・マルチ・コモディティ・センター」という100%外国資本での法人設立が可能なフリーゾーンを作っているからです。
結論:個人および法人所得税0%と100%の事業所有権と資本の本国送還できる。
※駐在員として、設立しようとしている会社の100%を所有し、すべての利益を自国に制限なく送金することができます。。
早速本題に入ります。
DMCCについて詳しく見ていきます。
○DMCCとは?
DMCCについて、Wikipediaを見ると次の説明がされています。
ドバイ マルチ コモディティ センター ( DMCC )は、ドバイのジュメイラ レイク タワー地区にあるUAE最大の自由貿易地域です。 2002 年に設立され、 4 つの主要セクターを扱う商品取引所として機能します 。エネルギー; 鉄鋼、金属、農産物(茶、綿など)。[1] 2020 年 8 月、ソブリンウェルス ファンドであるドバイ投資公社は、大規模なリストラの一環として、自律型 DMCC の親会社になりました。
参照:Wikipedia
上記の説明を見ても、DMCCののメリットとイメージが付きにくいですよね。特徴を具体的に解説します。
○DMCCの特徴とは?
DMCCは、2つの特徴を備えています。
• 個人および法人所得税0%
• 100%の事業所有権と資本の本国送還
※駐在員として、設立しようとしている会社の100%を所有し、すべての利益を自国に制限なく送金することができます。
参照:DMCC
上記を見て、所得税0%とはびっくりですよね。しかも利益を自分の国に制限がなく送金することができる。
たとえば、日本で法人を作って暗号資産、NFTの事業をするとなれば、かなりの所得税を支払うことになります。
※日本の所得税については税理士さんにご確認ください。
じゃあ、日本よりもアラブ首長国連(UAE))のドバイへ行って、DMCCで法人設立をしようかと思う方もいますよね。
ブロガーで有名なマナブさんもドバイで法人を設立されています。ドバイで法人を設立する方法をブログで共有されています。
DMCCは、暗号以外にも金、貴重な石、お茶、コーヒー、アグロ、卑金属、カカオまで幅広い産業のグローバルセンターとなっています。
出典:DMCC
DMCCについては、Y's Consultancyの記事も参考としてどうぞです。
補足として、2023年にコインテレグラフジャパンで「UAE、仮想通貨企業向け特区を開設へ」の記事を出しているのでこちらも参考までに。
補足の2つめとして、UAEの連邦税務当局(FTA)という連邦税の管理、徴収、執行を担当する政府機関の方で、企業および事業の課税に関する法人税に関する情報を出しています。
日本貿易振興機構(JETRO)の方で、アラブ首長国連(UAE)の税制変更に関する情報を記載しています。こちらもチェックするといいです。
JETRO=ジェトロ
次はGofaizen&Sherleについて解説していきます。
□Gofaizen & Sherleとは?
Gofaizen & Sherleとは、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの暗号ライセンス発行のサポートをしています。
ドバイ以外にもエストニア、リトアニア、ポーランド、チェコ、カナダ、スロバキアの暗号ライセンス登録サービスを展開してる企業です。
GoogleでGofaizen & Sherleを検索したところ、以下の案内がされています。
Gofaizen & Sherleは、エストニア、リトアニア、アイルランド、ドイツに拠点を置く、ヨーロッパを拠点とする国際的な法律・経営コンサルティング企業です。私たちの目標は、世界中の起業家が視野を広げ、あらゆる可能性のある目標に到達し、高みに到達することを支援することです。Gofaizen & Sherleでは、クライアントのニーズを第一に考えています。各案件は、設定された目標を達成するための最良の協力モデルを開発するために、クライアントとの密接なコミュニケーションから始まります。コンサルティング、法律サービス、会社設立、暗号ライセンスなど、幅広いサービスを提供しています。私たちのサービスはすべて、クライアントのビジネス戦略を最適に実現することを目的としています。
Bitcoin.comのプレスリリースによると、Gofaizen & Sherleは、ドバイにある「DMCCフリーゾーン」「IFZAフリーゾーン」という2つの主要ゾーンで、企業や新興企業の所有者が暗号ライセンスを取得するのを支援するように設計されています。
ライセンス手続きには最大 12 週間かかり、必要なすべての書類の収集、登録、法人口座の開設が含まれます。Gofaizen & Sherle の製品は、あらゆるプロジェクトの暗号ライセンスを取得する明確でシンプルな方法を提供します。
次は、ドバイの「DMCCフリーゾーン」「IFZAフリーゾーン」に関する実際に暗号ライセンスを取得するための費用、内容、要件を見ていきます。
ドバイのDMCCフリーゾーンでの暗号関連活動のライセンス
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでDMCCフリーゾーンでの暗号ライセンスを取得するための要件
• ドバイの経済開発省からライセンス フォームを入手して記入する
• 創設者のパスポートと公共料金の請求書のすべての認証済みコピーを提供する
• すべての株主と取締役の履歴書を提供します (関連する専門的な経験が必要です)。
• 疑わしいトランザクションのないクリーンな暗号通貨ウォレットの記録を提供する
• ビジネスの資本リソースは、6 か月間のすべての費用をカバーする必要があります。
• すべての暗号資産を金融自由区域局に登録し、政府の承認を得る必要があります
• 詳細なビジネスモデルの説明/事業計画を提供する
• KYC および AML ポリシーの遵守
• マネーロンダリング防止規制の遵守
• クライアントの財務情報を確実に保護する
• 少なくとも 50,000 AED の株式資本を持っている (登録後 6 か月以内に 12,750 ユーロを提出する必要があります)
• 会社の構造と予想利益に関するデータを提供する
• 規制当局の要請に応じて資金源に関するデータを提供する
ドバイのIFZAフリーゾーンでの暗号関連活動のライセンス
アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでIFZAで暗号ライセンスを取得するための要件
• ドバイの経済開発省からライセンス フォームを入手して記入する
• 創設者のパスポートと公共料金の請求書のすべての認証済みコピーを提供する
• すべての株主と取締役の履歴書を提供する
• 疑わしいトランザクションのないクリーンな暗号通貨ウォレットの記録を提供する
• ビジネスモデルの説明/事業計画を提供する
• KYC および AML ポリシーの遵守
• マネーロンダリング防止規制の遵守
• クライアントの財務情報を確実に保護する
• 会社の構造と予想利益に関するデータを提供する
• 規制当局の要請に応じて資金源に関するデータを提供する
○DMCCとIFZAの違いとは?
DMCCとIFZAの暗号来船の違いは次の通りです。
DMCC暗号ライセンス
• ビジネスを立ち上げ、仮想通貨ライセンスを取得するための UAE で最も権威があり評判の良いフリー ゾーン = より高い企業ステータスと口座開設の可能性が高い
• ライセンス手続きには、取締役の暗号通貨/金融分野での経験の確認が必要であり、ライセンス取得の期限は 3 ~ 4 週間です。
• 50,000 AED の最小株式資本要件 (登録後 6 か月以内に 12,750 ユーロを法人口座に入金)
IFZA暗号ライセンス
• 株式資本を預ける必要はありません
• 暗号と金融の以前の経験を証明する必要はありません
• ライセンス取得の迅速なプロセス (1 ~ 2 週間)
• 一般的に安価で高速なオプション
DMCCフリーゾーン」「IFZAフリーゾーン」に関する実際に暗号ライセンスを取得するための費用、内容、要件を見ていきました。
次は、アラブ首長国連邦(ドバイ)の暗号ライセンスが人気を集めている理由についてGofaizen & Sherleのホームページを参考に記載していきます。
○アラブ首長国連邦(ドバイ)の暗号ライセンスが人気の理由
結論:個人および法人所得税0%と100%の事業所有権と資本の本国送還できる。
※駐在員として、設立しようとしている会社の100%を所有し、すべての利益を自国に制限なく送金することができます。
特徴でも紹介した通り、上記の所得税0%が暗号ライセンス人気の理由として一番、大きいです。
また、アラブ首長国連邦での暗号通貨交換登録は、企業が暗号通貨の取引と保管、暗号資産の処理、および関連する活動に従事できるようにする多数のフリーゾーンにより、手頃な価格で人気のあるオプションになりつつあります。ドバイの仮想通貨取引所では、あらゆる種類の仮想通貨を取引できます。
○アラブ首長国連邦(ドバイ)における暗号ビジネスの利点を見ていきます。
暗号ビジネスの利点は、アラブ首長国連邦政府の忠誠心、投資家のサポート、UAE 暗号通貨の急速な発展のおかげで、UAE で暗号ビジネスを登録すると、他の法域の暗号ライセンスと比較して大きな利点が得られます。ドバイのブロックチェーン技術により、プライバシーを保護し、セキュリティを強化できます
主な利点
• フィンテック分野は州レベルでサポートされています
• 居住者のパートナーを巻き込むことなく、地元企業の絶対的な外国所有が許可されています
• 国際活動によるすべての個人所得は非課税です
• 最も忠実な課税は、事業活動の 50 年までの所得に対して 0% です。
• 通貨制限はなく、輸出入税率もありません
• 外国人社員の社内雇用に制限なし
• 利益は海外口座に出金可能
• 個人データと取引の機密性の向上
• 二重課税を回避するための協定が利用可能
• 安定した銀行システムと経済
• 仮想通貨の完全合法化
ここまで、アラブ首長国連邦(ドバイ)の暗号ライセンスに関する、メリット、費用、内容、要件、利点を見てきましが規則とリスクについても重要なので見ていきます。
規則
アラブ首長国連邦の暗号通貨ビジネスに関するすべての規制と規則を実施する主な規制機関は、SCA (証券商品庁) です。彼らの規制は、多くの形態の暗号通貨関連の活動に適用されます
支払いトークン (ステーブル コイン) とストアド バリュー ファンドは、UAE 中央銀行によって規制されています。
DAFZA からの暗号ライセンスも SCA によって規制されています。暗号資産の提供、発行、および取引を監督します
ADGM フリー ゾーンには独自の暗号通貨運用マニュアルがありますが、SCA の規制に従って起草されています。さらに、FSRA (Financial Services Regulatory Authority) は ADGM を直接規制し、ADGM に独自の一連の規則とガイドラインに従うよう要求しています。
さらに、当局は、暗号通貨とブロックチェーンに関連するサービスを提供する企業を監視して、マネーロンダリングやその他の違法行為を確実に防止します。これは現在、ADGM における UAE での暗号通貨操作に関する唯一のガイダンスです。
暗号資産のリスク
• ファイナンシャル・ロンダリング
• テロ支援
• すべての暗号ビジネスは、以下に基づいて企業および顧客指向のルールを開発する必要があります。
• アラブ首長国連邦の反金融ロンダリングとテロ法の後援
• 反金融ロンダリングとテロ支援への対抗に関する ADGM の規則とガイドライン
• FATF国際ベストプラクティス
• グローバルなリスク軽減および透明性基準への準拠
すべての企業の管理において組み立てるべき原則:
• ビジネスリスク分析
• QAS、AML、およびシステム管理の実装
• 管理およびエンタープライズ システムの制御
• 義務的な報告
• 記録の保存
○アラブ首長国連邦(ドバイ)の暗号ライセンスに関する質問
暗号通貨を取引に使用したり、給与として受け取ったりする場合、連邦政府の収入と法人税率は 0% になります。付加価値税 (VAT) は 5% です。
□ドバイの暗号ライセンスを取得する方法まとめ
最後にドバイの暗号ライセンスを取得する方法の要点をまとめます。
• アラブ首長国連(UAE)のドバイは、暗号資産に対して積極的に動いている国の一つです。
「DMCC=ドバイ・マルチ・コモディティ・センター」という100%外国資本での法人設立が可能なフリーゾーンを作っている。
DMCCは、2つの特徴を備えています。
• 個人および法人所得税0%
• 100%の事業所有権と資本の本国送還
※駐在員として、設立しようとしている会社の100%を所有し、すべての利益を自国に制限なく送金することができます。
参照:DMCC
解説を進めてきた通り、アラブ首長国連(UAE)のドバイでは所得税0%です。これが暗号ライセンス人気の理由として一番、大きいです。
また、アラブ首長国連邦での暗号通貨交換登録は、企業が暗号通貨の取引と保管、暗号資産の処理、および関連する活動に従事できるようにする多数のフリーゾーンにより、手頃な価格で人気のあるオプションになりつつあります。ドバイの仮想通貨取引所では、あらゆる種類の仮想通貨を取引できます。
Gofaizen & Sherleは、ドバイにある「DMCCフリーゾーン」「IFZAフリーゾーン」という2つの主要ゾーンで、企業や新興企業の所有者が暗号ライセンスを取得するのを支援する企業です。
補足として、池田洋平さんという方がドバイのフリーゾーン「DUQE(デューク)」にて日本人として法人設立サービスを提供しています。こちらも参考までにです。
ドバイで法人を設立をお考えの方は参考にしてくださいね。
本日は、以上になります。
それでは、また。
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