こんにちは、ナカムです。
本日は「CoinGeckoの見方」を解説します。
本記事で分かること
• CoinGeckoの見方
• 指標データの閲覧方法
CoinGeckoは、仮想通貨、トークンの「価格」 「時価総額」 「チャート」のデータをまとめたツールです。
その他には、取引所、NFT、仮想通貨記事、分析、仮想通貨ポートフォリオ、ウィジェットなども活用ができます。
CoinGecko:https://www.coingecko.com/ja
CoinGeckoの活用方法を覚えて「仮想通貨」「NFT」を有意義にしていきましょう。
出典:CoinGecko
CoinGeckoでは、次のようなデータを一覧で確認できます。
• DeFiランキング
• 時価総額首位のトークン
• 合計時価総額
• FDV(完全希薄化後時価総額)
• 合計取引高(24h)
• TVL(合計資産ロック価値)
• TVL比率
出店:UNIトークン
上記の通り、ランキング形式でトークンのデータを確認することができます。各トークンのページでは、時価総額/TVL比率などの指標を閲覧することが可能です。CoinGeckoの便利な機能と活用したいデータの閲覧方法を紹介します。
□便利な機能
CoinGeckoでは、リストされている全てのERCトークンに「トークンアドレス」を記載しています。DEXを利用する際は、アドレスをコピペすることで偽物のトークンを購入してしまうリスク抑えてくれる効果があります。補足としてメタマスクのアイコンをクリックするだけで、メタマスクに「トークン追加」もできます。
Have you tried our "Add to @MetaMask" feature?
Skip the hassle of copying/pasting contract addresses to your wallet 😉 You are now clicks away from adding your Tokens into MetaMask!
Now available for @ethereum, @BinanceChain, @xdaichain, @0xPolygon, @FantomFDN , $TOMO tokens pic.twitter.com/uYimUaoj1D
— CoinGecko (@coingecko) March 30, 2021
□TVL(合計資産ロック価値)
TVLとはなんでしょう?
• TVL=Total Value Lockedの略語
• Total Value Locked=合計資産ロック価値
上記の通りですがもう少し解説しますね。
DeFiを触っていると、TVLの言葉を見かけることが多いです。DeFi PulseがTVLは、分散型金融(DeFi)のスマートコントラクトにロックされた資産額を表す指標です。そして、TVLは、利用されている各DeFiサービスの規模や普及度を表す指標として参考にされているデータです。ロックされている合計資産の価値が多ければ、資産が集まってくるので規模も必然的に大きくなる傾向です。DeFiを使うときに規模が大きくて普及度が高い場所の方が安心して利用できますよね。ただし、あくまでも目安として考えてください。
出典:DeFi Pulse
※TVLは、二重カウントなどの問題も指摘されています。絶対的に正しい指標であるとはいえません。あくまでも指標の1つとして見てください。
TVLの指標として「Defi Llama」というツールもありますので、こちらも参考にしてくださいね。
出典:Defi Llama
□時価総額/TVL比率
時価総額/TVL比率とは、トークンの時価総額に対するDeFi規模(TVL)の割合を測る指標の1つです。DeFiのプロトコルにおける価値は、TVLに比例する傾向です。そのため、次のような次のような仮説を立てることができます。
• 「時価総額/TVL比率」が低いほど、トークンの価値は過小評価されている
• 「時価総額/TVL比率」が高いほど、トークンの価値は過大評価されている
上記の通りで、「時価総額/TVL比率」は、トークンの運用判断をおこなう際に役立ちます。
※実際にトークンの価値を判断するためには、「創業者は誰なのか?」「プロジェクト全体のロードマップや収益率」「ユーティリティ」「他のサービス接続」など時価総額/TVL比率など広い視野を考える必要があります。
□FDV(完全希薄化後時価総額)
FDV=Fully Diluted Marketcapの略語です。
FDV=完全希薄化後時価総額と覚えておきましょう。FDVとは現在、市場に流通しているトークンの時価総額に未発行分を含むトークンの時価総額を加え算出される合計時価総額です。よく分からないですよね。もう少し分かりやすく例えます。
トークンの新規発行が終わり、総発行量すべてが市場に流通したと仮説した場合の時価総額です。FDVから指標の1つとして仮説を立てることができるのは、合計時価総額とFDV(完全希薄化後時価総額)の数値に乖離があるトークンはリスクが高いと認識しておいた方が無難です。たとえば、ステーブルコインのUSDCは乖離がほとんど内ですがSolanaを見ると、だいぶ乖離していることが分かります。このようにFDVは、さまざまな指標として利用できるデータです。
例としてビットコインとバイナンスコインを比較としてご覧くださいね。
ビットコイン(BTC)の「時価総額」と「完全希薄化後時価総額」
バイナンスコイン(BNB)の「時価総額」と「完全希薄化後時価総額」
※暗号資産におけるFDVは必ずしもプロトコルの適正な価値を表しません。
□CoinGeckoのおまけ
CoinGeckoでは、「キャンディ」というポイント報酬の制度があります。CoinGeckoアカウントにログインして「Webサイト」 or 「モバイルアプリ」を通して毎日、受け取ることができます。
特典として、「CoinGeckoオリジナルグッズ」「オリジナルNFT」「電子書籍」などのリワードと交換することができます。
キャンディの収集とリワード獲得の方法
キャンディを収集するためには、CoinGeckoでアカウント作成をしている必要があります。キャンディの獲得方法は、キャンディページを開くと収穫ができます。なお、「CoinGeckoプレミアム」に登録していると、キャンディの収穫力が1.1~1.2倍にUPします。
※補足として、特典が欲しい方は毎日ログインを続けると受け取る収集の量が高まるため、忘れずに続けることをおすすめします。
□CoinGeckoのまとめ
最後にCoinGeckoについて要点をまとめます。
CoinGeckoでは、次のようなデータを一覧で確認できます。
• DeFiランキング
• 時価総額首位のトークン
• 合計時価総額
• FDV(完全希薄化後時価総額)
• 合計取引高(24h)
• TVL(合計資産ロック価値)
• TVL比率
ということで、CoinGeckoを使ったツールの見方は以上になります。暗号資産トークンやDeFiを触る方は、常にリスクと隣り合わせなので、「FDV(完全希薄化後時価総額)」だけでもチェックするのをおすすめします。
それでは、快適な暗号資産、DeFi LIFEを楽しみましょう。