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DeFiレンディングのAaveとは?仲介者を経由しない分散型融資のプロトコル

2022年6月19日

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ナカムです。

本日は「Aaveの分散型融資」を解説します。

本記事で分かる内容

•  Aaveとは?

•  担保無し融資とは?

•  仲介者を経由しない分散型融資とは?

Aaveの基礎から学んでいきます。

とはいえ、「Aaveって難しいのではないかな?」ということを感じる方は多数います。なので中身を理解しつつ、利点をゆっくりと解説していきます。

※AaveはDeFiと呼ばれる「分散型金融」の1つです。DeFiについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

先に結論をいいます。

結論:Aaveは、仲介者がいなくても暗号資産の貸し借りができる場所です。 

上記の通りで、暗号資産の貸し借りができる場所です。広いイメージでとらえると「分散型の金融」という言葉で表します。分散は横においといて、金融というのをもう少し分かりやすくたとえると、Aaveは仲介者がいない状態で金銭の貸し借りができる銀行です。銀行は、あくまでもイメージですね。

仲介者がいない状態ということなので、暗号資産の「人対人の貸し借り」ができます。実際に人との貸し借りを行う訳ではなく、ブロックチェーン上のスマートコントラクトというプログラムを組んだシステムです。

簡単にいうと

•  Aaveは、中央の仲介者がいなくてもユーザーが暗号資産を貸し借りできるプロトコルです

•  ユーザーは暗号資産を「流動性プール」に預けることでプロトコルが貸し出すことができる資金になる

•  イーサリアムネットワーク上に構築されたブロックチェーンを使用している

 

 

□Aaveは金融行動監視機構(FCA)ライセンス取得

Aaveは2020年8月にAaveのイギリス法人「Aave Limited」はイギリスの金融行動監視機構(FCA)から電子マネー機関のライセンスを取得しました。Aaveのライセンス取得は信頼性を高めたといえます。

Aaveという名前の由来は、フィンランド語で「お化け」を意味しています。Aaveのサービス内に表示されているキャラクターを見るとお化けっぽいですよね。次はAaveの歴史を振り返りながら、先進的なDeFiサービスの流れを見ていきましょう。

 

□Aaveの歴史

Aaveの根源を創ったStani Kulechov氏は、イーサリアム上でローンの申請がないことを受けて、2017年11月にPeer to Peer(ピアツーピア)のレンディングプラットフォーム「ETHLend」を設立しました。

•  2017年11月:ETHLendトークンの「LEND」をICOで1620万ドルを調達した

•  2018年9月:ETHLendは価値を高めるために再定義し、多用な機能の統合からAaveとう名前に変更

•  2020年1月:ETHLendの運営を停止し、Aaveプロトコルを稼働させ、主力のPeer to Peer(ピアツーピア)レンディングからプールへと変更

•  2020年9月:LENDトークンをAaveトークンに交換作業を開始

•  2020年12月:AaveプロトコルV2開始

•  2022年:AaveプロトコルV3を開始し、ポータルを使用するとすべてのブロックチェーンで動作できる。、Arbitrum、Avalanche、Fantom、Harmony、 Optimism、Polygonのチェーンでプロトコルの「貸し出し」「借り入れ」に参加できる

 

□Aaveのエコシステム

Aaveとは、イーサリアムのブロックチェーン上でスマートコントラクトの分散型システムを使っています。ユーザー同士で暗号資産を貸し借りすることによって利息を得ることができます。また、AAVEトークンがガバナンスとして重要な役割を持っています。Aave全体のエコシスシステム「Aavenomics」次の表を見ると分かりやすいです。

出典:Aavenomics

 

○融資の仕組み

Aaveでの融資の仕組みについて解説をしていきます。まず融資についてです。既存の金融機関で融資を受けるには銀行口座を作成し、「勤め先」「年収」「資産」「個人情報」などを提供する必要があります。大量の書類と印鑑の作業を行い、融資を受けることができたら毎月の「元本」「利息」を期日までに支払います。

DeFiには銀行がないので、このような作業は不要です。じゃあ、どのような仕組みで融資を受けることができるのでしょうか?

結論:銀行の代わりにスマートコントラクトが自動的に作業を行います。 

DeFiでは、口座の代わりに「個人ウォレット」を使用します。預入、貸出、借入の手続きは仲介者がいないため、すべてネット上のDeFiで完了します。

※厳密にいうと、DeFiでは、利用者から暗号資産の融資を受けることになります。もう少し分かりやすくいうと、DeFiの利用者同士で暗号資産の「貸し借り」をします。ただし、融資を受けるには、担保を立てる必要があります。

 

□Aaveの役立つ知識

はじめに、Aaveはどのような形で運営されているのでしょうか?

結論:DAOと呼ばれる分散型自立組織として運営されています。 

Aaveは全体の方向性を決めるためにAAVEトークンで「投票」「決定」がされ、コミュニティの人々によって運営されているDAOです。DAOについてはこちらの「【DAO】参加者全員にコントロールが広がる分散型自立組織 とは?」という記事を参考にしてください。

 

□v3の新機能

•  ポータル:クロスチェーントランザクションを容易にする

•  高効率モード:より高い借入力のロックを解除する

•  分離モード:プロトコルを保護しながら、新しいアセットを一覧表示できる

•  ガスの最適化:すべての機能のガスコストが約20%〜25%削減される

 

□Aaveの対応チェーン

Aaveは、イーサリアムネットワーク上に構築された分散型金融です。ネットワーク上のERC-20トークンもイーサリアムのブロックチェーンを使用しています。対応しているチェーンとプールは次の通りです。

v3

•  Arbitrum

•  Avalanche

•  Fantom

•  Harmony

•  Optimism

•  Polygon

v2

•  Ethereum

•  Ethereum AMM

•  Polygon

•  Avalanche

 

○Aaveのエコシステム

Aaveのエコシステムは「Aaveプロトコル」「AAVEトークンのホルダー」「ウォレットのパートナー」「開発者」「分散型アプリケーション」などのさまざまな形で構成されています。このようなプロジェクトはAAVEトークンの支えがあるからです。

※既存の会社でいうと、株式会社は「株式」の支えで支えられています。Aaveの場合は、「AAVEトークンで支えられている」ということです。次はエコシステムの中身を解説します。

 

□Aaveプロトコル

Aaveプロトコルはシステムの中で最も重要な要素です。Aaveプロトコル2.0の主な機能は次の通りになります。

•  Flash Loans(フラッシュローン)

•  aTokens(aトークン)

•  信用委任(CD; Credit Delegation)

•  Credit delegation(クレジット・デレゲーション)

•  Fixed-Rate Deposit(定額預金)

•  Rate Switching(レート切り替え)

•  Aave Governance(Aaveガバナンス)

•  AAVE Tokens(AAVEトークン)

上記の機能についてそれぞれみていきます。

 

○Flash Loans(フラッシュローン)

Aaveの特徴は、フラッシュローンが利用できることです。開発者を対象とした借り入れの仕組みであるフラッシュローンは、ユーザーが「担保なし」で即日の融資を受けることができます。フラッシュローンは、1回のイーサリアム取引で借入と返済の両方が行われます。しかし、ローンが期限内にプールに返却されなかった場合、取引は取り消されるという仕組みです。この仕組みを使うことで、「リザーブプール内の資金の安全性が確保されます。」ということは、誰もリスクを負うことはないです。

フラッシュローンの利用目的

•  アービトラージ(裁定取引)

•  ローンの借り換え

•  自己資金の確保

•  取引の利益を得る

上記のように誰もリスクを負うことなく、「取引は取り消される」というシステムによって保護されているのでユーザーは、第三者や仲介者に頼ることなく「資金の貸し借り」を自由に行うことができます。

 

○aToken(aトークン)

aTokenはAaveの入金時に生成され、償還時に焼却される利息付きのトークンです。ユーザーの借り手は利息が発生します。「a」=「Aave」という意味です。たとえば、DAIを預けると見返りにaDAIを受け取ることができます。

※償還とは、「債務の返済」という意味です。

2022年3月にAaveは、プロトコルの「v3」をリリースしました。これで、AaveからArbitrum、Fantom、Harmony、Optimismのチェーンでプロトコルの「貸出」「借入」ができるようになりました。

 

○信用委任(CD; Credit Delegation)

信任委任は、Aaveに暗号資産を預けた人が、自身の与信枠を他者に委任することができるシステムです。この与信枠を受けたユーザーは担保の資産が無しでAaveから通貨を借りることが可能になります。

たとえば、ユーザーAの貸し手がDAIをAaveに預け入れます。自身の与信枠をユーザーBの借り手に委任したとします。次に、ユーザーAとユーザーBの間で契約が結ばれた後にユーザーAの貸し手は信用を委任するためのVaultスマートコントラクトを作成し、与信枠を設定します。ユーザーBの借り手はVaultのborrw(借入)機能から与信枠を受け取ります。最後に、貸し手と借り手のユーザーが信用委任を利用するメリットについてまとめます。

信用委任

•  貸し手:資産の提供で得られる手数料+貸し手の金利

•  借り手:担保無しで資産の提供を受けることができる

上記の通りで、信用委任は「貸し手」「借り手」側の双方ともメリットが出る仕組みです。

 

○Credit delegation(クレジット・デレゲーション)

クレジット・デレゲーションは、特別な「クレジット・デレゲーション・金庫」から資金を引き出すことができます。仕組みとしては、Aaveプロトコルを利息の獲得するためだけに利用し、借り入れしない人を防ぐ機能です。補足として、追加の資金を得るために信頼できる人に委任する機能が付いています。

•  Fixed-Rate Deposit(定額預金)

•  Rate Switching(レート切り替え)

※レート切り替えとは、Aaveの借り手を金利の変動から守るために固定金利と変動金利を切り替えることができます。

 

○Aave Governance(Aaveガバナンス)

Aaveガバナンスは「AAVEトークン」の保有者がプロジェクトの方向性を決めるために決定を下す投票です。AAVEトークンは1票に等しい価値があります。

AAVE Tokens(AAVEトークン)

AAVEトークンはガバナンス機能と担保として投稿することで借入限度額が引き上げられます。また、AAVEを借りる人は、担保として投稿すると手数料の割引を受けることが可能です。

※補足としてAAVEトークンはバイナンスなど、さまざまな暗号資産取引所で取引できます。イーサリアムのウォレットやMetaMaskなどのウォレットに保管することができます。

Aaveの中でもプロジェクトの中心としてとらえられているAAVEトークンの中身と機能について深く学んでいきましょう。

 

□AAVEトークンの中身と機能

AAVEトークンの中身と機能について解説します。

AAVトークンとは、ERC-20の規格に基づきます。AAVEトークンは、ガバナンスとしてプロジェクトの方向性を決めるために投票したり、Aaveを発展させるために作られました。

ETHLendの設立と共に創られたLENDはAaveに移行が始まるまでのトークンとして使われていましたがLENDは100:1の割合でAAVEに交換されました。

LENDの総供給は13億枚が発行され、AAVEに移行されたときは1600万枚に減少されました。また、AAVEトークンはデフレの設計がされており、手数料で集めた通貨を燃やしてトークンの価値を高めています。

AAVEの価格はこちらです。

次はトークンの機能について解説します。利点もあわせてみていきましょう。

AAVEトークンの機能

• プロトコル手数料の削減:AAVEトークンの「保有者」「借り手」は、AAVEを担保として使用する場合、取引の手数料が割引されます

• ステーキング:AAVEトークンは、ステーキングすることで報酬を得ることができます。AAVEまたはAAVE/ETH=BTPをステーキング可能です

次はAaveの利点を見ていきましょう。

利点

•  仲介者を通さずに暗号資産を「貸与」「借入」できる分散型融資のプロトコルです

•  Peer to Peer(ピアツーピア)融資のプロセスをスキップし、代わりにpool to peer(プールツーピア)融資を選択できる

•  資産を「流動性プール」に入金すると新しいトークンを受け取れる

AaveはDeFiプロトコルにおいて、暗号資産の貸し手です。既存の中央として管理をしている銀行や金融機関みたいに仲介者を経由することなく、暗号資産を貸したり借りたりできるプロトコルです。

※プロトコルとは、コンピューターでデータをやりとりするために定められた「規約」「規則」における送受信の「手順」などを定めた規格を意味しています。共通のプロトコルに従うことで、正しい通信が可能になります。

 

利点の1つとして貸し借りすることで次のような利息が発生します。

•  暗号資産を貸すと利息を得る

•  暗号資産を借りると利息を支払う

Aaveでは、上記のように個人が銀行のように資産の貸し借りから利息を「得る」「支払う」が自動的に成り立っています。これはブロックチェーンだからこそ可能にしている仕組みですね。次はAaveの役立つ知識について解説します。知っておいて損はないのでゆっくりみていきましょう。

 

□Aaveの分散型融資プロトコルまとめ

最後に要点をまとめます。

•  仲介者がいなくても暗号資産の貸し借りができる場所です

•  イギリス法人「Aave Limited」はイギリスの金融行動監視機構(FCA)から電子マネー機関のライセンスを取得

•  フラッシュローンは、ユーザーが「担保なし」で即日の融資を受けることができる

要点は上記の通り以上です。AAVEの特徴は担保なしで即日の融資を受けることができるフラッシュローンの仕組みです。そして、暗号資産の分散型融資としてDeFiのエコシステムを進めています。

※AaveはDeFiと呼ばれる「分散型金融」の1つです。DeFiについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

Aaveは独自のトークン「aTokens」は預け入れたときに報酬として付与され、暗号資産と同等の価値を持っています。

上手にエコシステムを使いがら資産を増やしていきましょう。

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