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【ウォレット】Web3サービスに接続できるMetaMask(メタマスク)とは?基礎編

2022年5月22日

こんにちは、ナカムです。

本日は「MetaMask」の解説をします。

本記事で分かること

•  MetaMaskとは?

•  MetaMaskの中身

•  MetaMaskの作成方法

※本ページはプロモーションが含まれています。

はじめに、MetaMaskの基礎から学んでいきます。

すごく大切なのでゆっくり見ていきましょう。この記事ではたくさんの内容が書かれていますが次のポイントだけ覚えておくといいです。

MetaMask=ウォレット

ウォレット=財布

先に話しておきます。不安にさせる訳ではないですがハッキングでNFTを盗まれる人が多いです。なので「NFT」「暗号資産」の取引をする方にとって、大切な内容の記事です。

まずはMetaMaskについて解説をしますので、よく分からないけれども「こんなウォレットなんだ」ぐらいの気持ちで見てくれるといいです。

もし、時間がありそうなときにはこちらの「ハードウェアウォレット」についても学んでおくと安心して取引を進めることができます。

 

□MetaMaskとは?

結論:暗号資産ウォレットです。

次のようなことができるウォレットになります。

技術

•  イーサリアムに対応

•  ERC-20に対応

用途

•  ウォレット(財布)

機能

•  NFTの「作成」「取引」「保管」「転送」

•  イーサリアム、ERC-20トークンを保管

•  ガス代を自由に設定

•  トークンをスワップ

サービスに接続

•  NFTマーケットプレイス

•  NFTゲーム

•  NFT分析ツール

•  NFTマーケティングツール

•  DEX

•  DeFi

メタマスクの使用場所

•  パソコンブラウザ

•  スマホアプリ

 

□MetaMask学び

もう少しMetaMaskについて深く学んでいきます。

MetaMaskは「シークレットリカバリーフレーズ」「パスワード」を使って個人が管理する分散型のウォレットです。

分散型のウォレットツールは、Amazonや楽天のプラットフォームサービスを使う場合の「ID」「パスワード」に依存することなく、自分のウォレットがあればさまざまなWebサービスの利用ができます。

たとえば、Amazonで購入したKindleの本は、「ID」「パスワード」の紐付から全てAmazonに管理されています。

もしも、アカウントを消されてしまったら、お金を支払って購入したKindleの本は無駄になってしまいます。

これって嫌ですよね?分散型のツールとして使うMetaMaskは、自分が金銭で支払った「商品」「サービス」を個人のウォレットで保有ができます。

なぜならブロックチェーンと紐づいたものは、プラットフォーム側と個人が分離しているからです。次にMetaMaskのブロックチェーン対応について見ていきます。

 

○イーサリアムのブロックチェーンに対応

MetaMaskはイーサリアム(ETH)やERC-20のトークンと呼ばれるブロックチェーンに対応しています。

ERC-20とは、イーサリアム全体の利便性を高める目的で、スマートコントラクトの共通規格です。MetaMaskはPolygon、BNB、USDCなどをまとめて管理できるウォレットです。

※イーサリアムは「ヴィタリック・ブリテン」によって開発されました。使用される暗号資産はイーサ(Ether 単位ETH)です。

※ERCとは「Ethereum Request for Comments」の略称です。2015年11月19日に誕生しています。ERC-20についてはこちら記事から詳細が記載されています。MetaMaskで使用できるブロックチェーンは限りがあるので、たとえばSolanaを使用したいときは別途、「PhantomWallet」を作成することになります。

ERC-20の例

•  BNB(バイナンスコイン)

•  USDC(USDCoin)

•  TUSD(TrueUSD)

•  MKR(Maker)

•  AVAX(Avalanche)

•  Astar(ASTR)

※Astarは別途、Polladot.jsウォレットの作成が必要になります。

 

○MetaMaskは暗号資産をまとめて管理できる

MetaMaskでは複数のウォレットを作成できます。たとえば次のように用途ごとのウォレット使い分けが可能です。

暗号資産

•  暗号資産の購入用

•  暗号資産の転送用

•  暗号資産の保管用

NFT

•  NFTの購入用

•  NFTの転送用

•  NFTの保管用

上記のように複数の用途ごとにウォレットも作成できますし、ERC-20トークンの切り替えもウォレット内で簡単に可能です。まとめて管理ができるMetaMaskは便利なウォレットです。

 

○MetaMaskは分散型ツール

MetaMaskは暗号資産の分散型ツールです。企業や国に管理されないので自由に自分の資産をコントロールできます。

メタマスクは暗号資産の送受信や保管ができる以外にも「NFT」「ゲーム」「DeFi」などで使われており、dAppsといわれる分散型アプリケーションのサービスを利用する際に接続して使用します。

暗号資産のサービスが増え続けているため、メタマスクの需要も同じく増加傾向です。イーサリアム上のサービスを利用するには必要なツールです。

 

○NFTのウォレットツール

MetaMaskはNFT「作成」「取引」「保管」「転送」に利用できるウォレットです。NFTマーケットプレイスのOpenSeaにMetaMaskを接続すれば誰でもNFTの作成から取引まで簡単にできます。

ただし、主要のイーサリアムではトランザクションのガス代(手数料) として「ETH」の支払いが必要になります。

 

○ガス代を自由に設定

MetaMaskでは、ガス代の手数料を自由に設定できます。ガス代とは、ブロックチェーン上のイーサリアムでNFTや暗号資産を送受信する際に発生します。

とはいえ、原状のガス代は使われる量が多くなれば上昇し、逆に利用頻度が下がれば下降します。

先日、BAYCの新しい土地コレクション「Otherdeeds」に購入者が殺到したため、ガス代のトランザクションを高速に設定する人達が増えました。

この影響で当日のガス代が急上昇してしまったのでNFT市場から批判の声がかなり出ました。

イーサリアムでは1秒間に処理できる承認量が決まっているため、より多くのガス代(手数料)を支払った人が優先的に処理される仕組みです。

トランザクションネットワークの混雑が原因で仮想土地の購入に失敗した全ユーザーに対して手数料(ガス代)を返金したとYuga Labsは発表しています。

少し、「仕組みに問題」ありそうですがイーサリアムのレイヤー2はガス代の解決に向かっています。手数料目安表についていはこちらのスマートコントラクトの記事を参考にしてくださいね。

直近のガス代については「Ethereum Gas Tracker」から確認できまので活用してください。

 

○トークンをスワップ

MetaMaskでは、さまざまなERC-20のトークンにスワップすることができます。たとえば、「ETH」→「WETH」のスワップ画面です。

上記の画面通り、スワップしたい数字を入力後に「見積もりの取得」→「ガス代確認」「スワップ」の手順で他の通貨に交換できます。

MetaMaskの中でスワップはすごく簡単です。補足として、ガス代はスワップの場所によって手数料が変わってきます。なので、MetaMask内のスワップガス代(手数料)が高いと感じる場合は、好みのDEXでガス代が安いところを使用しましょう。

 

□スワップとは?

スワップとは、トークンのメインネットに暗号通貨を移行し、別のトークンを交換することです。トークンのスワップはDEXと呼ばれる「分散型取引所」でも可能です。スワップのDEXは、「Uniswap」「dYdX」「PancakeSwap」「Curve」など有名です。

その他、多数のDEXがあるので好みの場所を利用してくださいね。CoinMarketCapでは、取引量DeFi市場に基づいて分散型取引所のランク付けをしていますので「人気」のDEXが確認でいきます。

※補足として、ほとんどのERC-20トークンは国内で手にいれることができないです。なので、MetaMaskもしくは海外のDEXを使ってスワップします。

たとえばMetaMaskにイーサリアムを送金してスワップする場合は、まず国内取引所の「コインチェック」でイーサリアムを購入します。

次に「MetaMask」or「DEX」を使って他のトークンにスワップします。日本で利用者が多い「Polygon」と「MATIC」については「簡単】polygonチェーンのWETHとMATICを手に入れる方法5選」の記事を参考にしてくさださい。

 

□さまざまなサービスに接続

MetaMaskでは、Web上のさまざまなサービスに接続して利用ができます。

たとえば次のサービスで使用が可能です。

•  NFTマーケットプレイス

•  NFTゲーム

•  NFT分析ツール

•  NFTマーケティングツール

•  DEX

•  DeFi

NFTマーケットプレイス

•  OpenSea

•  Magic Eden

•  LooksRare

•  tofuNFT

NFTゲーム

•  CryptoKitties

•  Crazy Defense Heroes

•  Pegaxy

•  Aavegotchi

※NFTゲームで人気が出た「Axie Infinity」はMetaMaskから「RoninWallet」へETHを送金します。その次に公式マーケットからAxieのキャラクターを購入して遊ぶことができます。

NFT分析ツール

•  NFTScoring

•  nansen

•  curio

•  rarity.tools

NFTマーケティングツール

•  PRIMINT

DEX

•  Uniswap

•  dYdX

•  PancakeSwap

•  Curve

DeFi

•  MakerDao

•  Curve

•  AAVE

•  Uniswap

•  PancakeSwap

•  LIDO

上記の通り、MetaMaskは幅広いサービスで使用できます。他にも無限大のWebサービスが毎日のように開発をされていますので暗号資産とNFTは熱い市場です。2019年頃だけでもこれだけのDeFiが存在しています。

 

○DeFiはベンチャーキャピタルからも投資対象に入っている

投資大手ベンチャーキャピタルであるAndreessenHorowitzがDeFiの柱であるCompound(2500万ドル)、MakerDAO(3億5000万ドル)にそれぞれ投資ラウンドを主導しました。

AndreessenHorowitzから投資を受けているDeFiは未来を感じる金融の在り方ですね。2019年末までのDeFiはたくさんのプロダクトが誕生しています。まだまだこれから増え続けていく領域です。

MetaMaskではNFTマーケットプレイスやGemeFiといわれているNFTゲーム、金融サービスのDeFi、ツールなどブロックチェーン上に開発されたサービスで利用が可能です。

たとえば、NFTを購入したいと思ったときは、国内の取引所からMetaMaskへ暗号資産を送金し、OpenSeaに接続します。

NFTマーケットプレイスのOpenSeaでNFTの「出品」「取引」「保管」としてMetaMaskを使って利用できます。

この中でもNFTを使ったGemeFiでトークンを稼いだり、DeFiを使って「資産の運用」をされる方が増えています。

MetaMaskは、さまざまなサービスに接続することでより多くの楽しみ方が広がるウォレットです。

 

○MetaMask対応ブラウザ

MetaMaskは次のブラウザを使って拡張から使用できます。

•  Google Chrome

•  FireFox

•  Brave

上記のブラウザをパソコンにインストールをし、ブラウザに応じてMetaMask公式サイトから、Google Chrome「MetaMask拡張」またはFireFoxの「アドオン」のいずれかを追加します。

インストールが終わればブラウザの右上に表示されている拡張機能ログインします。各ブラウザの使用方法はほとんど同じなので違和感なくメタマスクを使えます。

 

○スマホアプリ

MetaMaskをスマホアプリで始める方法を紹介します。

iPhoneユーザーはApp Store、AndroidユーザーはGoogle Playにアクセスし、「MetaMask」を検索します。次にそれぞれのアプリをダウンロードします。

アプリのダウンロードが終われば「パスワード」「シークレットリカバリーフレーズ」を設定するとMetaMaskの作成が完了し、NFTの取引や暗号資産の購入ができます。

•  ios

•  Android

※補足:MetaMaskはパソコンのブラウザイから拡張機能などで使用するウォレット機能とスマホアプリ版の2種類がります。海外のツールですが日本語に対応しており、誰でも無料で作れるウォレットです。とはいえ、ネットに接続を続けいるとセキュリティが下がるのでMetaMaskは「暗号資産」「NFT」の取引用として利用し、保管用には「ハードウェアウォレット」の利用をおすすめします。

ハードウェアウォレットについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

 

□MetaMaskの始め方解説

MetaMaskの中身と特徴が分かったところで、次は実際の使用方法を解説します。

パソコンのブラウザもしくはスマホアプリからウォレットの作成をします。今回はスマホアプリからの作成方法を紹介をします。

 

○スマホアプリで始める方法

スマホアプリの始め方を解説します。

1. iPhoneとAndroidのユーザーは、それぞれのアプリをダウンロードします。

MetaMask - Blockchain Wallet

MetaMask - Blockchain Wallet

MetaMask無料posted withアプリーチ

 

2. 「開始」をクリックします。

 

3. 「新しいウォレットの作成」をクリックします。

※以前、ウォレットを作成された方は「シークレットリカバリーフレーズ」を使用してインポートする」をクリックします。

 

4. MetaMaskが実行する内容を確認し、「同意します」をクリックします。

 

5. 「新しいパスワード」と「パスワードの確認」を入力し、「MetaMask」ではこのパスワードを復元できないことを理解しています」にチェックを入れます。

6. 「パスワードの作成」をクリックします。

 

7. リカバリーフレーズの解説動画を確認します。

8. 「開始」をクリックします。

 

9. 画像の「表示」をクリックして12個の英単語を保管します。

10. 「続行」をクリックします。

※シークレットリカバリーフレーズは、大切に保管しましょう。分からない状態になればウォレットの復元が不可能になります。

 

11. 保管したシークレットリカバリーフレーズを確認します。番号の順番にクリックしながら並べていきます。

12. 「バックアップの完了」をクリックします。

13. 先ほどのシークレットリカバリーフレーズ並び替えが完了すると、次のような画面が表示されますので 「完了」をクリックします。

メタマスクのモバイル版に関する作成手順は以上です。ウォレットの作成が終われば国内の取引所からMetaMaskに暗号資産を送金してOpenSeaなどで取引が可能になります。

 

□MetaMaskを使う利点

MetaMaskはWebサービスを使うときに便利なウォレットです。次のような利点がありますので見ていきますね。

•  MetaMaskを使ってさまざまなWebサービスにアクセスできる

•  WebサービスはMetaMaskと連携ができるためETHの送受信が簡単にできる

 

□MetaMaskの欠点

MetaMaskは「使いやすい」ということで、ユーザーから人気があるウォレットです。しかし、常にインターネット接続しているのですごく危険な状態です。

理由としてはブラウザ内に大切な「秘密の鍵」を保管しているためウォレットをハッキングされたら、中身が盗まれるかもしれません。

実は、非常にリスクが高いウォレットなのです。なので、MetaMaskは、「気軽に使うお財布」として使用し、保管用として「ハードウェアウォレット」の導入をおすすめします。

詳細はこちらの「【基礎を解説】NFT&暗号資産を安全に保管する方法」をご覧くださいね。

 

□MetaMaskの未来は明るい

MetaMaskは、NFT、DeFi、暗号資産の分散型アプリケーションと連携を進めています。

ユーザーが金銭を支払う便利さをクレジットカード対応など、ウォレット機能を拡大しているMetaMaskはユーザーにありがたいツールです。ユーザー数も増加傾向であり、Web3サービスの入り口として使用するウォレットです。

 

□Web3サービスにアクセスできるMetaMaskのまとめ

最後に内容の要点をまとめます

•  イーサリアムブロックチェーンに対応

•  ERC-20に対応

•  パソコンorスマホで使用可能

•  さまざまなWebサービスにアクセスできる

•  メタマスクは財布

•  リカバリーシードフレーズは大切に保管

今回の解説は以上です。

MetaMaskは、スマホアプリとパソコンブラウザから同じようにNFTマーケットプレイスのOpenSeaやDEX、DiFiなどのサービスに接続できます。今後も新しい機能が実装されるので楽しみなウォレットですね。

まずは国内の取引所「コインチェック」で暗号資産を購入し、MetaMaskクへ送金してみましょう。

快適なウォレット環境を作って、NFT LIFEを楽しみましょう。

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