こんにちは、ナカムです。
本日は「トレーダー向けのOpenSea Pro」を解説します。
本記事で分かる内容
• OpenSea Proとは?
• OpenSea Proの機能、特徴とは?
OpenSeaは、NFTマーケットプレイスアグリゲーターのサービス「Gem」を2022年4月に買収したことにより、トレーダーに特化した「OpenSea Pro」を発表しました。
Allow us to reintroduce ourselves 📣
Starting today, Gem V2, the best-in-class NFT aggregator, is now OpenSea Pro!
💎➡️⛵️
OpenSea Pro will still be run by the same Gem team you know & love, but with unified brands we are able to offer users MUCH more
Let's dive in 👇🏽🧵 pic.twitter.com/pyt6QnjW7b
— OpenSea Pro (@openseapro) April 4, 2023
Gemについては、こちらの方で記事をまとめているので参考までに。
OpenSea Pro:https://pro.opensea.io/
Twitter:https://twitter.com/openseapro
OpenSea Pro ブログ:https://opensea.io/blog/articles/opensea-pro
結論:OpenSea Proのメリットは、複数枚のNFTを購入する場合に、「ガス代」を安く済ませることができる。
OpenSeaとOpenSea Proに出品されている同じコレクションで、複数枚を選択して比較してみましょう。
□「OpenSea Pro」3つの特徴
① NFTマーケットプレイスアグリゲーター: 170以上のNFTマーケットプレイスから集約。
② Live Cross-Marketplace Data:トレンド、ミント、コレクションのデーターを数秒で更新。
③ モバイル互換性:モバイル用に最適化されており、スマートフォンかNFTを閲覧、検索、取引が可能。
□OpenSea Proとは?
出典:OpenSea Pro
OpenSea Proとは、Gemの買収後もサービスを続けていた「Gem V2」をリブランディングした新サービスです。170以上のNFTマーケットプレイスから集約され、最も深い流動性と、購入、オファー、リスティングを採用された仕組みを提供されています。
※リブランディングとは、ブランドのロゴ、名前、法的名称、イメージ、マーケティング戦略、広告テーマなどを根本的に変更すること。このような変更は、通常、ブランドや企業の位置づけを変え、時には以前のブランディングの否定的な意味合いから距離を置いたり、ブランドを高級化したりすることを目的としています。参照
OpenSeaは、今のタイミングでトレーダー向けの新サービスを始めたのでしょうか?
結論:BlurにNFTの取引を取られてしまったからです。
ETHのボリューム(取引量)を見ていきます。
○ETHのボリューム 1位を獲得
過去を振り返るとNFTマーケット全体では、OpenSeaの独占状態でしたが2022年〜2023年の状況を見ると、BlurがOpenSeaのボリュームを越えています。
要因としては次の2つが有ります。
• 手数料0%
• $Blurトークンのエアドロップ
上記の通りで、NFTの取引手数料は0%です。Blurは、ユーザーに対して独自の$Blurトークンをエアドロップしています。
エアドロップを受ける条件は、他のマーケットプレイスと同等の価格または低い価格でリストしなければいけません。
エアドロップのスコアを上げるためにも低い価格でリストしている人達が多いので、Blurの取引が活発になり、ボリュームは上がり続けています。
出典:フィルソース別ユニークユーザー数NFTマーケットプレイス概要
上記のようにユーザー数は、OpenSeaが圧倒的に多いです。しかし、ボリュームはBlurの方が多い状況です。
Blurが始まった頃は、高価格帯の取引が活発でした。徐々に、その他のNFTも取引が行われるようになり、ボリューム量が増え続けている状況です。
毎日のボリュームATH後のオンチェーンは、26.1K ETH(約3300万ドル)に達し、ボリュームのほとんどが主要なNFTコレクションからのものである。
On-chain insights after @blur_io's new daily volume ATH, hitting 26.1K ETH (~$33M):@DuneAnalytics dashboard by @SeaLaunch_. pic.twitter.com/owwMfOoFVu
— NFTgators 🐊 (@NFTgators) December 11, 2022
次は、OpenSea Proの特徴を具体的に解説します。
□OpenSea Proの機能、特徴とは?
OpenSea Pro、「Gem V2」をリブランディングした新サービスであり、170以上のNFTマーケットプレイスから集約され、取引ができるサービスです。
OpenSea Proの特徴
• NFTマーケットプレイスアグリゲーター
• Live Cross-Marketplace Data
• 高度な注文
• 在庫管理
• インスタント販売
• 最も最適化されたガス料金
• モバイル互換性
OpenSeaから届いたメールとブログを参考にしながらTwitterで投稿したのでそれぞれを順番に見ていきます。
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OpenSea Pro (FKA Gem)は、どのような事ができるのか簡単にご紹介しますなお、OpenSeaから届いたメールとブログを参考にしています
それでは、見ていきましょう
Introducing OpenSea Pro@openseapro pic.twitter.com/n5zlgvzj0x
— nakamu ⌐◨-◨ (@nakamu4510) April 6, 2023
○NFTマーケットプレイスアグリゲーター
NFTマーケットプレイスアグリゲーターであるGemの基盤の上に構築された売買体験を拡大する高度なツールを提供。170以上のNFTマーケットプレイスから集約され、最も深い流動性と、購入、オファー、リスティングをよりコントロールできる。
○Live Cross-Marketplace Data
NFTマーケットプレイス全体でのユーザーとコレクションのアクティビティを発見し、リアルタイムで更新。OpenSea Pro は、トレンド、ミント、コレクション ページのすべてのデータを数秒で更新する。
○高度な注文
OpenSea Proを使用すると、購入、(特性)コレクションのオファー、およびリストをより詳細に制御できる。最大アイテム価格、アイテム量、特性などに基づいて注文を設定することで、購入体験をアップグレードできます。
○在庫管理
ウォレット、コレクション、アイテムレベルでパフォーマンスの監視、分析、追跡をしながら、複数のNFTマーケットプレイス全体でアイテムを簡単に購入、販売、管理できる。
○インスタント販売
NFTマーケットプレイス全体からすべてのアイテム タイプのオファーを集約し、利用可能な最高の価格で販売できる。(コレクションオファー、入札、NFTプールなどを含む
○最も最適化されたガス料金
OpenSea Proは、NFTアグリゲーターの中で最もガスに最適化されたスマートコントラクトを使用し、購入時の取引コストを節約することができる。
○モバイル互換性
OpenSea ProのWebアプリは、モバイルデバイス用に最適化されており、スマートフォンからNFTの閲覧、検索、取引、スイープ、リストすることができる。
○その他
その他としてウォッチリスト、ライブミントの概要、バッチ転送などの新機能を搭載している。
□追加機能
OpenSea Proの追加機能を紹介していきます。機能が多数あるので参考として活用してください。
○コレクションオファー機能
コレクションオファー機能は、コレクション全体へのオファー価格を事前に入力し、時間節約に繋がります。
✨New at OpenSea Pro: Collection Offer Shortcut⚡
Accelerate the creation of new collection offers with a convenient shortcut. Select a collection offer tranche in the “My Offers” sidepanel to pre-populate a new offer with its price and save time! pic.twitter.com/RrjOd25dsM
— OpenSea Pro (@openseapro) April 24, 2023
○ERC1155 コレクションの供給量
ERC1155 コレクションのアイテムにリストされた供給量をすぐに把握できる。
✨New at OpenSea Pro: ERC1155 Updates💡
Get the full picture of ERC1155 collections. You can now view the listed quantity of any ERC1155 item on a collection page to immediately get a sense of its supply.
And there’s more🧵👇 pic.twitter.com/OgEdL9PMfq
— OpenSea Pro (@openseapro) April 28, 2023
○ERC1155 アイテムのトップオーナー内訳
所有者の列の数字をクリックして、ERC1155 アイテムの上位所有者の内訳を展開します。クジラを瞬時に発見することができる。
✨Breakdown of top owners🏅
Click on a number in the “Owners” column to expand a breakdown of an ERC1155 item’s top owners. Spot whales in an instant! pic.twitter.com/RHokpWfcRe
— OpenSea Pro (@openseapro) April 28, 2023
○ERC1155に最適化されたアクティビティ
ERC1155に最適化されたActivityは、コレクションページやプロフィールページのアクティビティタブで、ERC1155の出品、販売、譲渡などの正確な数量を確認することができます。
✨ERC1155-optimized activity feeds🤳
Visit the collection page or profile page activity tab to find the exact quantities of ERC1155 listings, sales, transfers, and more. pic.twitter.com/8cXBsvga9k
— OpenSea Pro (@openseapro) April 28, 2023
○リスティング マネージャー
リスティング マネージャーでは、アイテムごとに数量とリスティング価格を指定することで、ERC1155 NFT を販売できるようになりました。ERC1155 リスティングを完全に管理できます。
✨Updated listing manager🏷️
The listing manager now allows you to sell ERC1155 NFTs by specifying the quantity and listing price on a per item basis - giving you full control over your ERC1155 listings! pic.twitter.com/svAuKYnY4G
— OpenSea Pro (@openseapro) April 28, 2023
□トレーダー向けのOpenSea Proまとめ
まとめとして最後に「トレーダー向けのOpenSea Pro」のポイントを見ていきます。
• NFTマーケットプレイスアグリゲーター: Gemの基盤の上に構築された売買体験を拡大する高度なツールを提供し、170以上のNFTマーケットプレイスから集約。
• Live Cross-Marketplace Data:トレンド、ミント、コレクションのデーターを数秒で更新。
• 最も最適化されたガス料金:OpenSea Proは、NFTアグリゲーターの中で最もガスに最適化されたスマートコントラクトを使用し、購入時の取引コストを節約することができる。
• モバイル互換性:モバイル用に最適化されており、スマートフォンかNFTを閲覧、検索、取引が可能。
再度になりますがOpenSeaは、今のタイミングでトレーダー向けの新サービスを始めたのでしょうか?
結論:BlurにNFTの取引を取られてしまったからです。
とはいえ、170以上のNFTマーケットプレイスから集約されることでNFTを探す手間が省けます。すごくありがたいです。
モバイル用に最適化されており、スマートフォンからNFTを閲覧、検索、取引ができる。パソコン主体の取引からモバイルへ進むことでNFTに触れる人口が増えていくと感がえられます。
補足としてプロモーション期間中は、OpenSea Pro (追加料金なし) を通じて0%の手数料でOpenSea に出品できます。※現在は、0.5%です。
OpenSea の手数料は標準の 2.5% に戻ります 。(詳細はこちら)
OpenSea Proのリリース記念として、2023年3月31日までにGemでNFT を購入した資格のあるユーザーは、2023 年5月4日まで無料のGemesis NFTを請求できます。
資格がある方は、ぜひともNFTを請求してくださいね。
本日は、以上にです。
それでは、また。
OpenSea Pro:https://pro.opensea.io/
Twitter:https://twitter.com/openseapro
OpenSea Pro ブログ:https://opensea.io/blog/articles/opensea-pro