こんにちは、ナカムです。
本日は「NFTマーケットプレイスの中でも最も人気があるOpenSea」を解説をします。
本記事で分かること
• OpenSeaの機能
• OpenSeaの見通し
※本ページはプロモーションが含まれています。
はじめに、NFTマーケットプレイスであるOpenSeaの基礎についてです。
OpenSeaの歴史から機能まで具体的に解説していきます。
□NFTの主要マーケットプレイス
OpenSeaは最も古いNFTマーケットプレイスの1つとして、これまで数多く取引されています。非常に有名なのが「CryptoPunks」「Bored Ape Yacht Club」「CLONE X」「Azuki」というNFTです。
OpenSea=NFTの認識が多いです。
まずはOpenSeaの歴史から見ていきます。
○OpenSeaの歴史
OpenSea は2017年12月にDevinFinzerとAlexAtallahによって設立されたマーケットプレイスです。NFTの作成、販売、表示、購入を提供しているプラットフォームです。
無料で使えますが販売されたときの手数料2.5%を支払う必要があります。Web2.0の中央集権型といわれる今までのプラットフォームでは、月額の会費+手数料を取られていましたがOpenSeaは2,5%だけしか手数料を取られないため、良心的なプラットフォームです。
日本国内でもNFTマーケットプレイスが次々と立ち上がっているので、4つ紹介をします。
僕が保有している上記のTOFUNFTで購入した日本の有名アーティスト「おにぎりまん」さんの初ジェネレーティブ作品です。ブロックチェーンはバイナンスの「BNB」です。もしよかったらご覧ください。
少しだけプラットフォームビジネスについて紹介をします。
□プラットフォームの手数料ビジネス
例としてAmazonのプラットフォームを解説します。
たとえば、Amazonを使って販売する場合は、大口出品で月額4,900円+販売手数料+FBA手数料※の費用が発生します、しかもAmazonのランキング上位に表示させるには別途、広告料をAmazonに支払う必要があります。つまり、Amazonは手数料で相当額の利益を上げていますが、出店側は利益が出にくい構造になっています。
※FBAとはフルフィルメントというAmazon倉庫に商品を保管し、梱包や発送、返品などの配送業務を代行するサービスです。すべてAmazonに丸投げができます。
このように既存のプラットフォームは手数料をかなり取られます。OpenSeaの手数料は「低い」というのがよく分かりますね。
□OpenSeaの機能について
OpenSeaは、Amazonのように中央集権型で管理(IDとパスワード)されている訳ではなく、非管理型のP2P(ピアツーピア)NFTマーケットプレスです。
P2Pとは「Peer to Peer」と表記されます。ネットワーク上の端末間で通信を行う際に、対等関係にある端末同士を直接接続して行う通信方式です。パソコンのファイルをやりとりする「共有ソフト」「インターネット電話」など、P2Pの技術が用いられている。簡単に説明するとコンピュータ同士の連携、通信のやり方の種類を表す用語。すべてのコンピュータが対等な状態で、やり取りするように組み込まれたやり方です。
OpenSeaは「非管理型」という形ですがまったく管理をしていないわけではないです。 OpenSeaでは誰でもNFT化にして作品の販売が可能です。なので、マーケットプレイス上には8割型「偽物」といわれるぐらい無法地帯です。
However, we've recently seen misuse of this feature increase exponentially.
Over 80% of the items created with this tool were plagiarized works, fake collections, and spam.— OpenSea (@opensea) January 27, 2022
そのため、作品の検証とコピーミント防止の対策を進めています。
- An updated account verification and collection badging system that broadens the number of creators eligible for verification.
- An automated system to help identify, remove, and prevent instances of “copymints” (copies of authentic NFT content).
- 検証の対象となるクリエイターの数を増やす、更新されたアカウント検証およびコレクションバッジシステム。
- 「コピーミント」(本物のNFTコンテンツのコピー)のインスタンスを識別、削除、および防止するのに役立つ自動化されたシステム。
コレクションのバッジシステム検証の対象クリエイターを増やしながらコピーされたNFTの識別、削除を自動化システムを導入します。少し、気になる点としては自動化で「本物」が「コピー」として認識されないかです。と思っていたところ、実際に誤ってBANされた方がいます。OpenSea側に問い合わせて「復活」したみたいです。よかったです。このように間違ってコピーと認識されてしまうこともあるので、本物がOpenSea側で表示されないときは、問い合わせをしましょう。
【速報】
NFTコレクションが復活しました!!審査の結果、誤BANだったため再掲載したとのこと。ホルダーの皆様、ご迷惑おかけしました。そして、カスタマーセンターの方も終始丁寧に対応して下さいました、ありがとうございます🙇♀️(実は昨日深夜までやりとりしてました) pic.twitter.com/qH6XgGrlDQ— でんちゃん@Crypto Syokunin (@denchan_BSpro) May 13, 2022
次はOpenSeaの機能について解説します。
□マーケットプレイス内で機能する方法
OpenSeaではNFTのトランザクションがスマートコントラクトよって完全に管理されています。暗号のウォレットを持っている人は誰でもOpenSeaに接続して取引をできます。
つまり取引に関しては、ほぼOpenSea側は関わっていません。独自コントラクトであれば別の場所でNFT化は可能です。OpenSeaは「取引の場所」「NFTの販売」を提供しているだけということになります。
○P2Pから見た側面
P2Pの側面ではスマートコントラクトによって「自動契約」がされるので、OpenSea自体が販売していない事実に関連しています。
OpenSeaはユーザーにブロックチェーン上のNFTをガスフリーのミントを提供しています。OpenSeaの共有コントラクトからNFTマーケットプレスを通して誰でも取引できます。
LooksRare、SuperRare、Foundation、CoinbaseNFTなど、ほとんどのマーケットプレスと同様にOpeaSeaでは取引手数料から収益を上げています。現時点で、取引の手数料は2.5%です。
補足:ほかのNFTマーケットプレイスも含めて一括で複数のNFTが購入できるgemというサービスをOpenSeaは買収しました。gemのサービスについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
□OpenSeaで取引されるブロックチェーンとは?
NFTマーケットプレイスのOpenSeaが立ち上がった当初は、ビットコインの次に時価総額が大きいイーサリアム NFTのみに対応していました。イーサリアムは現在でも最も有名なNFTです。OpenSeaはさまざまなクロスチェーンのマーケットプレイスに拡大を続けています。2022年現在のブロックチェーンは次の取引を提供しています。
対応のブロックチェーン
• Ethereum(イーサリアム)
• Arbitrum(アービトラム)
• Avalanche(アバランチ)
• Klaytn(クレイトン)
• Polygon(ポリゴン)
• Optimism(オプティミズム)
• Solana(ソラナ)
※NFTコレクション出品時の対応ブロックチェーン表示
※購入時の対応ブロックチェーン表示
○OpenSeaの優位性
これまでのNFTマーケットプレイスにおける市場はOpenSeaがほかをリードしています。DappRadarのランキングを見るとユーザー数においてAxieInfinityマーケットプレイスに次ぐ第2位です。2022年に「LooksRare」が出現してヴァンパイア・アタックを仕掛けたときは、取引量を抜かされましたが、現在ではOpenSeaの優位性は変わらない状態です。
※ヴァンパイア・アタックとは、インセンティブ(通常はトークン)を提供することで、ほかのプラットフォームからユーザーを奪いにいく手法です。
LooksRareはOpenSeaよりも低い取引手数料(2%)+LOOLSトークンをエアドロップしました。また、LOOKSをステーキングしたり、トークンを稼ぐことができます。
LooksRareの2022年1月 取引量はOpenSeaのほぼ3倍となりました。
1)今年の1月からローンチしたLooksRareがOpenseaの取引量を上まわっていますね
トークン $LOOKS を実装しつつ、かつDeFiの仕組みを組み込んだ新しいマーケットプレイス
Openseaは中央集権化へ進んでいるような気がします
未来はトークンやDiFiを実装した分散型マーケットプレイスが使われそうですね pic.twitter.com/uiMF8oR2jz— nakamu ⌐◨-◨ (@nakamu4510) January 27, 2022
LooksRareにヴァンパイア・アタックを仕掛けられましたが2022年4月~6月現在では、OpenSeaの取引量は継続して他のマーケットプレイスよりも優位性が高いです。
○OpenSeaの考察
OpenSeaは間違いなく、時代を先取りしてうまくNFTの世界を活用しました。2017年の設立以来、2021年の爆発的な取引量に対応できるようになり、誰でも取引ができる市場を「作り上げた」といっても過言ではないです。NFTの所有者および、コレクターは収集するNFTの種類が無限大です。
□OpenSeaの未来
これからのOpenSeaが行き着く未来と現在の状況について解説します。
NFTマーケットプレイスの立ち位置と今後の見通しはどうでしょうか?
結論:現在のOpenseaはWeb2.5
よくいわれていることは、OpenSeaが暗号資産における分散型の世界で機能する集中型のNFTマーケットプレイスです。既存のWeb2といわれている「GAFAと同じではないか?」「手数料ビジネスではないか?」ということも度々、議論されています。つまり、多くの人にとってOpenSeaは真のWeb3ではないと反論しています。スマートコントラクトよって自動契約の取引をおこなっているのでOpenSeaは、ブロックチェーンからNFTを削除できない可能性があります。しかし、NFTの作品を「表示させない」「市場から排除する」はありえます。なので現在のOpenSeaはWeb2.5のイメージを持つといいかもしれないです。
今後の未来について
NFTマーケットプレイスは次から次へと開発され、新しいプラットフォームが立ち上がっています。競合他社は、ほぼ枚のように現れています。OpenSeaは早々とNFT市場に狙いを定めながら確実にユーザーのシェアを取り続けています。直近で最も競合であるLooksRareをまだ上回っていますが未来は誰にも分かりません。直近では、Solanaブロックチェーン上のマーケットプレイス「Magic Eden」の競争に直面しています。Magic Edenは、OpenSea、
Magic EdenはOpenSeに次いで、VOLUMEが第2位の位置まできています。
現在2022/5
Magic Eden の勢いを感じますがOpenSeaもマーケットプレイス内で「Solana」を導入し、NFTアグリゲータの「Gem」を買収したり手を打ち続けています。より多くのブロックチェーンを追加すること、クレジットカード支払いなど、ユーザーにとって「機能を追加する」ことは他のNFTマーケットプレイスがOpenSeaに追いつくことが容易ではないです。どこのマーケットプレイスも「ユーザーフレンドリー」をお願いしたいところですね。
□OpenSeaの機能と見通しまとめ
最後に要点をまとめてみます。
• OpenSewaは最も古いNFTマーケットプレイスの1つです
• 現在、OpenSeaが1強の状態
• NFTのトランザクションがスマートコントラクトよって完全に管理されています
• ETH、Polygon、Solana、Klatynのブロックチェーンに対応している
• 第2位のSolanaマーケットプレイス「Magic Eden」の競争に直面
• OpenSeaはすべて分散されていないのでWeb2.5のイメージ
ということで引き続きOpenSeaの状況を見ながらNFTを楽しんでいきましょう。
余談ですが、僕の方でもNFTを販売していますので時間あるときにでもご覧くださいね。
今回は以上です。
それでは、また。
OpenSea:pbFlowerGirls
OpenSea:Dispersion(dps)